NAS嫌いだった僕がQNAP NASを導入した、2つの理由
偏見がいっきに吹き飛ぶ最新NASを導入したのでファーストインプレッション
偏見がいっきに吹き飛ぶ最新NASを導入したのでファーストインプレッション
小さい案件ばかりでも案外すぐに課題になってしまうストレージ。
長めに回してしまった日には、小さなモバイルストレージなんてあっという間に埋まってしまいますよね。
加えて、最近のように高解像度のカメラを回していると編集のためには速度が必要、でも速いストレージで大容量のものはものすごく高い!
実はいくらか思うところがあり、NASは自分には向いていないと思っていたので、今まで手を出していませんでした。最近はそんなにヘビーな案件も受けてないしなんとかなってるしなぁとかなんとかかんとか。しかし、そんな状況でもなんだかんだ扱うデータのサイズは1ファイルあたりでもトータルでも大きくなり続け、高速なストレージはコスパが非常に悪く、やっぱりストレージに関する悩みが絶えません。
で、外での仕事を考えて外付けのモバイル用HDDやSSDを使っていたのですが、なんというか、ちっこいのが無限に増える…そして、都度の買い増しの選定も億劫。購入自体も面倒。それに伴うアプリの設定の変更なども楽なものではなく。でも1年に一回ほどは必要になる。
で、多少犠牲にするものがあってもNASならいくらかの悩みがなくなることは理解していたので、ダメ元で調べてみたら案外ありだったので導入にいたりました。
僕が普段からストレージに求めるものはだいたいこんな感じ
そんなには欲張っていないはず。
わかりにくくないですか?学生の頃に情報の試験でもわちゃわちゃする感じで、数字で区別するのやめてほしいんですよね。流石に今回の導入に当たり勉強し直してだいぶ覚えましたが。実はRAIDのストレージを組んだのは初めてではないんですが、以前はメーカー独自RAIDだったので、あまり気にせず導入できた(ので、勉強をサボり続けた)というのがありまして。
RAID比較(構成・速度実測・耐障害性)
RAIDとは:RAID0、RAID1、RAID5、RAID6、RAID10 の違いや特徴
Macの10ギガビットEthernetポートについて – Apple サポート
LANケーブルの違いと選び方
こちらもわかりにくい、というか、覚えてられない。こちらは多分しばらくしたら忘れますね。
まぁ僕の不勉強はおいておいて、主題はこれです。
まぁ完全な偏見ではないののが辛いところでして、まぁ昔は速いのはものすごく高かったわけで、動画編集に耐えうるNASなんて個人で買うには結構な勇気が必要な額だったかと。そして、今でも安くはないです。
技術の進化と我々が必要とする容量・速度というのは常にイタチごっこなので、例えいくらHDDやSSDの単価が下がっても、同じくらいの速さで求める容量・速度が上がっていきます。単純計算で、FHD編集をしてたころと比べると、4k到来で4倍、8k到来でそのまた4倍です。
静止画でも、SONYのα7rシリーズを渡り歩いていくとどんどん容量が必要になりますし、現像には速いアクセスが必要になります。中判機に移行したら、NASも買い替えなんてのは割とマジな話です。
10GbE対応編集機材 – 映像編集環境を提案するComstation
MacユーザがQNAPを使うメリット
ということで、最近はもっぱらSSDが安くなるのを虎視眈々と狙っていたわけですが、残念ながら驚くほどには安くはならず。
導入したのはこちら。
そんなにNASにネガティブだった僕ですが、検討から2週間ほどで導入までやっちゃいまいました。
導入に踏み切れた最初の理由は「M1Macが早くて速くて仕方ない」という嬉しい誤算
どういうことかというと、先日買い換えたM1Macが本当に速くて。もちろん、先代がだいぶ古かったので当然なんですが、マシンが早くなるとストレージというボトルネックがかなり強烈に露呈しました。要するに、マシンスペック的にまだ余裕があるのに、ストレージが遅いせいで作業がもたつく状態になりました。なので、M1Macの性能を存分に発揮して作業のストレスをどんどん減らそうと思ったら必然的に最大のボトルネックになってしまったストレージを高速化せざるを得なくなりました。(ちなみに、Mac内蔵のストレージはびっくりするほど速いです。やばいくらい速いです。映像のお仕事では秒で枯渇するのであまり使いません。)
2つ目の理由は「思ってたより全然速い」ということです。
そんな贅沢な悩みを抱えた僕が、NASが速いことに気づきまして。
ネットワーク用語嫌いな僕としては「ギガビットイーサ」とか聞き始めたのは割と最近だと思っていたのですが、宅内で10GbEが既にありありになってるとは全然知らず。NASでも4K編集くらいならちょろいなんて時代が到来していることを知らなかったのです。そして、(ちゃんと勉強していればわかっていたはずの)RAIDが速いという事実。まぁ詳しい説明は専門家に任せるとして、「ですよね〜」って感じでした。
QNAPのラインナップだと、セミプロからあまりカリッカリな性能を求めていないプロだとTS-453B / Beあたりの機種が人気だったようですが、この辺りの機種の良さは、イニシャルコストを抑え拡張性に富んでいるところだと思います。要するに1GbE(ギガビットイーサ)で足りなくなったら、拡張カードで2.5GbEや10GbEでの接続をできるようにもできますよ、というスモールスタートな感じですね。
それらに続きTS-453Dあたりは、初期を2.5GbEを2つにして5Gbpsに対応し、拡張も可能なモデルになります。こちらがこなれてきて、453BあたりはAmazonから消えましたので、後継機扱いかと思っています。
「5GbEではじめて、おいおい10GbEにするかぁ」とTS-453Dで検討していたのですが、改めてQnapのラインナップを眺めていると、ちょっとエンタープライズっぽい見た目でいい塩梅の機種があるではないですか。それがTS-431X3でした。
TS-431X3はこの夏に発表されたばかりの新しめの機種で、TS-453Bや453Dと違うのは、はじめから10GbEに対応していることと拡張性がないことです。それで、TS-453Dと同程度の価格でした。TS-453シリーズの最大のネックとして考えていたのが、10GbEにするには拡張ボード+スイッチ等を買い足す必要があること(後述)でしたが、本体側が10GbEに対応しているということは片方浮くではないですか。で、あれば、新しくてシンプルにことを済ませられるTS-431は良いなぁとなったわけです。
ということでTS-431X3の特徴をまとめておくと。
ただし、少し注意する点がありまして、
よくあるRJ-45と呼ばれる所謂LANケーブルな規格とは異なり、光ファイバーなどで利用されるコネクタで搭載されています。
ただSFP+でなくとも、10GbE化は一筋縄にはいかないです。オフィス内の(少なくともNAS周りのデータが行き来する範囲だけでも)ネットワーク環境を10GbEに対応して行く必要があります。(TS-453シリーズでも5GbE環境を作る必要があるので、どっちにしろですね。)
ということで、簡単に言うと10GbE化するには、スイッチか10GbE SFP+を扱えるアダプタ類が必要になるのですが、それに際してもっと大きな課題が残っていることに気づきました。
Macのポートが足りない
ご存知の通り、M1MacにはThunderboltポートが2つしかありません。高速なNASの能力を存分に発揮するには有線が必要になるのですが、電源+NAS(or ネットワーク)で終わりです。
普段はハブを使っており、RJ-45が搭載されているものも使っていますが、残念ながら1GbEまで。
M1MacなのでWifi6という手もなくはないですが、以下の理由から現時点では却下。
というわけで、それらを踏まえて現在のセットアップは
という少し残念な形で保留となっています。
ハブに電源がつながるので、ギリギリ行けるのですが窮屈すぎるので、全体の環境をじっくり整えることを優先しようと思いました。
M1Mac購入者らの多くがやきもきしてるであろうポイント
これらを僕もかなり感じています。
(eGPUはさておき)後ろ2つはかなり大きなトピックなので、近く解消するいいハブが登場するのでは?と思っています。というか、ちょうど盛り上がっているOWCのThunderbolt Hubはワンチャンあるかも。
なので「10GbE対応スイッチを導入して、10GbEで環境を作り上げる」か、「Mac用に10GbEアダプターを導入して直結、Windowsは2.5GbE接続で我慢」とするか検討しているわけです。10GbE対応機器はかなり高価で「全部買い〜♪」とは行けないです…
外での撮影の場合、やはりバックアップがないと怖いと思ってしまう古い気質なので、その場でコピーはやっておきたい体質です。
ネットの回線の都合もあり、案件によっては数十GBを超えるデータを撮影後のバタバタしてるタイミングでインターネット越しにNASに送り込むのはつらいかなぁと思っています。これに関しては、インターネット越しの接続を試してみて、検討していく課題かと思っています。
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