使いやすいモバイルジンバル : MOZA Mini-MIレビュー
スマホ用ジンバルMini-MIのファーストインプレッション
スマホ用ジンバルMini-MIのファーストインプレッション
Air2の発表でいい感じに熱くなってるMOZAですが、その発表の直前から既存製品のセールを行っています。プライベート用途としてもスマホのジンバルがほしいなぁと思いながらもMOZA製品を国内での店頭販売を見かける事なく、インスタにてセールの投稿を見かけてしまったので「えいや」っと購入してみました。 セールがいつまでかは表記が見つからないのですが、下記の投稿にある各製品がセール中のようです。
Amazon.co.jpでもちゃんと取り扱いがありますので、こちらからの購入がおすすめです。なんと言っても早いですし、国内代理店さんからの購入の方がちゃんとサポートも受けられるます。2018/09/20時点では日本のAmazonもセールと同価格なので、こちらのほうが断然いいです。提供も受けていない自腹レビューですが全力で応援していたりします。
ちなみに、僕の場合はオフィシャルから注文してしまったのですが、ゴニョゴニョな流れから国内使用できる仕様の製品を届けてくださいました。めちゃくちゃ感謝しています。
ちなみにCharging Tripod付きで購入しましたが、どうやら別送してくださってるようで、まだ手元にきておりません。2週間遅れでようやく国内に入ったところのようです。 日本AmazonではCharging Tripodを見つけられませんでした。
MOZA Mini-MIとはGudsen社から発売されているスマートフォン向け3軸ジンバルです。Feiyu TechやDJIよりもマイナーな印象がありましたが、最近では多くのシネマトグラファーがジンバル比較レビューの際にGudsen社製品も入れてくるようになりました。
当初は「3軸ブラシレスジンバルの中では安い」という意味合いで語られることの多かったMOZAシリーズですが、随分と性能面での地位も上がってきたように感じます。使いようによってはかなりコスパが良いのは事実で、このMini-MIは最たるものだと思います。
さて、2週間ほど使ってみたファーストインプレッションを書いていきます。ちなみに、スマホ用ジンバルは初ですので、他社製品との比較ではないのでご了承ください。
プロ仕様の大きなジンバルのような高級感・重量感はありませんが、とても持ちやすいグリップ形状や、素材感はとても気に入りました。細部のあしらいはとても良くその辺りがある種の安心感につながっている気がします。サラッとした素材感は滑りやすいと感じる方もおられるかもしれません。
他社の同等の製品としてはDJI社製の『DJI Osmo Mobile 2』、Feiyu Tech社製の『Feiyu Tech SPG2』や『Vimble2』、ZHIYUN社製の『Zhiyun Smooth 4』などが販売されています。Zhiyun Smooth 4は使用しない時には頭の部分が折り畳める構造になっており、持ち運びの際にかなりコンパクトな状態にすることが可能です。(他の製品も可能かもしれません)。しかし、Mini-MIは折りたたむことができません。これは、バランス調整用のネジが邪魔をしているからなのですが、この構造はバランス取りの都合上かなり便利なものなので、一長一短といったところでしょうか?また、サイズ的には他社製品と比べると少しズングリした印象です。これは好みの問題ですが、個人的には細いグリップが苦手なので気に入っています。
グリップ部分が少しくびれていて手にフィットする形状、かつ、少し太いので持ちやすく、スマホを装着した状態でも重く感じることはありません。かなり軽く感じる『DJI Osmo Mobile 2』と比べると60gほど重くもいい勝負をしているように感じます。
前述の折り畳めないことに少し関係しますが、折り畳めないがゆえに単体ではまったくカチッとせず、ゆーらゆーらする状態となります。ネジが当たる部分にはゴムの保護がされているので、がちゃがちゃし放題というわけではありませんが、バッグなどに放り込むにはいささか心配が残るところ。しかし、それを見越してかMini-MIはかなりしっかりとしたキャリーケースが付属してきます。(というか、梱包がそのままケースになるスタイルですが。)
このケースですが、カチッとした素材ではなくいわゆるEVA素材というのでしょうか、とても軽量なガワに、たっぷり&やわらかめのスポンジフォームで挟み込む形のものになります。十分に安心でき、かつとても軽量で気に入っています。プライベートのお出かけなどはこのケースで持ち運ぶのがとても気が楽でいいですが、仕事の際は荷物の体積をできうる限り小さくしたいので、他の機材とともに大きな機材ケースに入れられるように簡易なものにしてしまう予定です。
ペイロード300gは安心できます。まだマイクやレンズの装着や、走り回る状況での撮影は試していないのですが、iPhoneX単体の装着で不安定に感じたことは今のところ全くありません。軽量なマイク・レンズであれば、カウンターバランスなどなしでも問題ないのではと思います。iPhone Xが174gほど、手元にある一番軽いマイクが35gほどなので90gほど余裕があり、かなり重いタイプのレンズを装着しない限り余裕な計算になります。(ただ、軽量で光学性能のいいスマホレンズって結構高価なんですよね…)
一眼を乗せるタイプのジンバルと同様の構造で同じような場所に調整用のネジが設けられており、また360°回転に対応しているので、とても簡単にバランスは取れます。しっかり安定した画を撮るためにも、バッテリーを長持ちさせるためにも、できるだけちゃんと調整するようにしましょう。ただ、正直スマホだけだと、特に前後のバランスとりはあまり神経質になる必要もないかと思います。
iPhone Xを使ってきて今までほとんどワイヤレス充電をつかったことがありませんでしたので、ここにきて活きてくるとは棚からぼた餅的に喜んでおります。どのような場合でもスマホのバッテリー状況は心配なもので、特に撮影の際には液晶を明るくするのでとても早く消耗します。しかし、ワイヤレス充電のおかげでジンバルに載せている間はとりあえず充電されつづけますので、これがとても安心をもたらしてくれます。MOZAはAircrossにもカメラに給電できる機能を実装しており、ユーザーのバッテリーに対する心配をできるだけなくしたいという哲学のもと設計されているのではないかと思います。
とは言ってもオフィシャル発の製品の映像ではiPhoneのバッテリー表示は黄色くなっており、節電モードを推奨しているようです。
不満に感じるとすれば、それは僕が普段スマホでの撮影の際にFilMic Proを利用しているからに他ならないのですが、設定関係に関してはジンバル本体のダイヤルと連動する形になっており、とても触りやすいです。一番最初に触った際にはキャリブレーションが不親切に感じるも、本体のファームウェアのアップデート(アプリから可能でした)を行うと、キャリブレーションの流れも変更され、とても親切になりました。
その他、撮影以外でアプリとして気になる点としては、
使い物になりません。本体のダイヤルがカメラのダイヤルのように段階のあるものなのですが、それに合わせて「カクカク」とズームされてしまいます。また、これは研究中なのですが、iPhoneX利用時であれば、x2ではレンズを切り替えてほしいのですが、そのように出来るわけでもないようです。
これは構造上かなり仕方ないことなのですが、回転する軸とレンズは真っ直ぐには並びません。つまり、インセプションすると中心がずれていって、うまくいけば一回転で戻る、ということになります。狭い場所や被写体と近い場合には特に気になります。ですので、念頭に置いて利用しないと四苦八苦することになりそうです。
MOZAはどの製品も起動が早いと思います。電源OFFからの起動も十分にはやいのですが、スマホである以上メールなどのチェックなど、着脱するまでもないようなケースもよくあり、その際にスリープモード?はかなり重宝しています。その直後の使い始めまでがとても早い。これにより、かなりストレスが軽減されています。
くるっと回すだけで簡単に縦横を入れ替えられるのはスマホの特施上とても楽で良いです。そのくせに案外勝手に切り替わるなどはなく、とてもいい塩梅に思っています。
次回は作例を用意して操作周りの紹介をしてみたいと思います。