持ち運びも安心できるポータブルHDD : ineo 2TB HDDレビュー
防塵・防水・耐衝撃・USB3.1 Gen2
防塵・防水・耐衝撃・USB3.1 Gen2
撮影現場でのストレージにはSSDが身近になってまいりましたが、まだまだ高価で手が出しにくいというなか、防塵・防水・耐衝撃を謳いUSB3.1 Gen2接続といういかにも撮影現場への持ち込みに適したineoのポータブルHDDがセンチュリーさんから発売されました。
実は同じ外観のHDDケースは以前から気になっていまして、SSDの価格がいい感じになったらこのケースに入れて運用しようかと思っていた矢先、2TBHDDを内蔵したものがセンチュリーさんから発売され、ちょうどHDDリプレイスを検討していたので購入してみました。
こちらは2.5インチHDD/SSDケース
USB3.1 Gen2接続が可能となっていますが、HDDでは多分その性能は活かしきれていないです。(この辺りあまり詳しくないので深めません。)内蔵されているHDDはWesternDigital製のWD20SPZX。所謂Blueの5400rpmモデルです。5400rpmではありますが128MBキャッシュ内蔵で、同社製のモバイル向けHDDのラインナップの中ではかなりの高パフォーマンスモデルです。
FilevaultとHDD自体の速度がボトルネックになっているようで驚くような速度が出るわけではありませんが、応答速度は速いようでストレスはあまり感じません。速度とはあまり関係がありませんが、とても静かで振動も少なく感じるのもストレス軽減に一役買っています。静かな屋内で使用していても過去に使っていたどのHDDよりも静かですし、デスクを伝ってくる振動がほとんど感じられません。
あまり厳密ではない状態で測定してみた結果ですが、お仕事で使用される方は複数App起動・Filevault前提だと思いますので、そのような方の実際の使用のための参考になればと思います。
僕はメイン編集環境がラップトップなので、DaVinciResolveのキャッシュもHDD側にしていますが、それでも最適化メディアの設定が適切であれば編集中にストレスを感じることはないです。「最適化メディアの解像度:自動選択」「最適化メディアのフォーマット:ProRes 422 Proxy」で4K素材の扱いも問題なくできています。
※余談
DaVinci Resolveでは最適化メディアを「オリジナル解像度」として、プレビューが重い場合のみ「プロキシモード」で解像度を落とすほうが理想ですが、Edit時にクライアントが同席するような案件があまりない場合、ストレージを気にせず済むほうが精神衛生上いいです。フッテージ数が多いとかなり暴力的に最適化メディアやレンダーキャッシュがストレージを圧迫し、納品までが長期化・案件が複数という状態になるとTBレベルで消費しますので。
上の動画では「ぽちゃん」しても「じゃー」しても大丈夫なレベルらしいです。自分で試してみる勇気はありませんが、撮影中に雨が降り出すなんてこともはいくらでもありえますので、”転ばぬ先の杖”として安心材料にはなりますね。
ラップトップなどではおなじみのアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテストをクリアしているようです。しかしHDDの性質上、動作中の衝撃には勿論注意が必要なので、接続中は十分に気をつけましょう。
外観上最も特徴的な部分であり賛否が分かれるところかと思いますが、個人的には気に入っています。もともと本体がかなりコンパクトですので、ケーブルを巻き付けていることが気にならない”まとまり”の良さです。ケーブルを持ち出し忘れ絶望するということもなく、荷物が減らすことができたのも助かります。
同社の似たモデルやケースのみの製品ではUSB-Aケーブルを内蔵しているものもありますが、個人的には身の回りの機器のUSB-C比率が高くなってきたので、このUSB-Cモデルがちょうどよかったと感じています。
とても小さいです。耐衝撃を謳っているポータブルHDDはどれもいかついバンパーがついている印象ですが、こちらはとてもコンパクトです。持った感じは頑丈なケースにいれたiPhone程度です。カメラバッグに気軽にぽいっと入れられ、荷物が増えがちなシネマトグラファー・カメラマンにはおすすめです。
これらを満たす選択肢はあまりないです。
買い替えを検討中でこのように感じておられる方にはかなりおすすめです。特にMacbook Proは2016モデル以降USB 3.1 Gen 2に対応していますので、活かさないのはもったいないです。同型のHDDケースも同様の特徴をもっていますので、2.5インチSSHDやSSDをご利用の場合のケースの選択肢として検討の価値はあります。
このような組み合わせもよいのでは。